「もののけ姫」の舞台になった【白谷雲水峡】&屋久島のシンボル【縄文杉】トレッキング

原始の森を散策できるトレッキングスポット【白谷雲水峡】は、世界遺産・屋久島の原生林の自然を容易に観賞できる場所として、昭和49年に屋久島自然休養林に指定されました。日本蘚苔類学会が「日本の貴重なコケの森」に制定した日本有数の苔スポットで、石や木など、すべてのものが緑色の苔で覆われた幻想的な世界が広がっています。この幻想的な森は、宮崎駿監督がアニメ映画「もののけ姫」に出てくる原始の森のモデルにしたと言われています。下の写真がその場所です。

森の中は、どこもかしこも苔がきれいでワクワクしたのを覚えています。大昔は「苔がキレイ」なんて発想は全く無かったのですが、友達に見せてもらった京都の写真の苔がものすごくイキイキしているように見えて、苔が大好きだというその友達は、一口に苔といっても色々な種類があって、様々な魅力があることを熱く語ってくれたのです。最初はそんなに興味がなくても、友達がそんなに熱く語る苔ってどんなだったけ?ってちょっと意識するようになりました。たとえ雨が降ってしまっても、(この雨が苔を豊かにするんだよなぁ)としみじみ、ありがたくさえ感じるようになりました。

こんな道も歩きました。地面がいい感じに湿っています。

白谷雲水峡には【弥生杉コース(約1時間)】【奉行杉コース(約3時間)】【太鼓岩往復コース(約4時間)】の三つのモデルコースがあるそうですが、当時、たぶん一番長いコースを選んだような気がします。何故なら、ものすごく疲れた記憶が残っています。なんなら縄文杉のコースより疲れた、と豪語していました。普通に考えて10時間かかる縄文杉のコースの方が疲れるはずなのですが・・・。

翌日は、念願だった屋久島のシンボルとも言える縄文杉を目指しました。トレッキングのスタート地点となる荒川登山口からは、片道約11km、往復約10時間の本格的な登山コースです。登山道は整備されていて、トイレや休憩できる場所も備わっています。トレッキングツアーに申し込めば、ガイド付き・往復送迎付きなので快適です。登山グッズのレンタル申し込みが可能なツアーや、初心者や体力に自信がない人、家族や友人同士でリラックスしてトレッキングを楽しみたい人には、貸切ができるプランなどもあるそうです。私たちはツアーに参加するか直前まで迷ったのですが、屋久島のタクシーの運転手さんが「ツアーに参加しなくても行って帰ってこれるよ。他にも歩いている人がいるから、迷うこともないし、大丈夫だよ」と言ったのを信じ、個人で行くことにしました。大きく迷うことはありませんでしたが、微妙に狼狽えた箇所はボチボチ。今、思えば、当時は登山に関しては初心者2人組だったので、ツアーに参加するのが妥当だったかなぁと感じます。

上の写真は【ウィルソン株】の中から空を見上げた景色です。自分が今どこにいるのかわからない錯覚におちいります。下の写真も、ウィルソン株の中から外を写したものです。木肌の感じが偽者っぽく見えるのは何故だろう。そして残念なことにウィルソン株の全体の写真がありませんでした。

以下2枚の写真は【大王杉】の合成写真です。上と下の写真が対になっています。対にしています。

やっとのことで出会えた【縄文杉】↓けっこう雨が強く降っていてカメラを出すのもやっとでしたが、何とか写真に納めることも出来ました。たっぷり雨のおかげで、モヤの中に浮かび上がる幻想的な縄文杉でした。

下はフィルム写真をデジタル化したものです。今は専らデジタル写真ですがこの頃はフィルムかデジタルかまだ迷っていた頃(時代の流れ)で、両方の写真が混在しています。

今だったら、もうちょっと考えて写真撮るのになぁ。当時はコレがベストだったのでしょう。

シカが寄って来た。屋久島にいるシカだから【ヤクシカ】北海道だったら【エゾシカ】シカはシカでも、やっぱりその土地のシカに出会えるのは嬉しい♪

カワイイけどお弁当はあげれません。

そんな可愛い目で見られても・・・

帰りもトロッコ軌道をひたすら歩きました。

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