【キリシタン洞窟】見学後、若松大橋を渡って水鏡の教会【中ノ浦教会】へ
☆キリシタンクルーズが最後に案内してくれたのは【キリシタン洞窟】です。複雑に入り組んだ海岸線が続く若松島の最南部。船でしかアクセスできず、島内からは目視すらできない断崖の中に、キリシタン洞窟と呼ばれる岩屋がひっそりと口を開けています。
キリスト教の弾圧から逃れ、4家族8人がこの洞窟に身を隠したのは、およそ140年前のこと。しかし4ヶ月ほど経った頃、炊事の煙が沖を通る漁師に見つかり、水責めなど厳しい拷問を受けることに。禁教令の解除後は、五島の潜伏キリシタンを象徴する聖地になり、多くの信者が巡礼に訪れているそうです。船を止めて、写真タイムを設けてくれました。その後、キリシタン洞窟近くの岬にある岩礁【ハリノメンド】↓へ。波の浸食によって出来た穴。五島の方言で、穴のことを「メンド」と言い、「ハリノメンド」は「針の穴」という意味だそうで、その形状が聖母マリアが幼きイエスを抱く姿に見えることから、注目されているんだそう。ん~~~全然納得がいかない私に、おばちゃんが一言『心の目で見るのよ』ハイ。
その後、若松大橋をくぐり、
若松港に入港。タクシーに乗り換えて、先ほどくぐった若松大橋『13年の歳月をかけ、1991(平成3)年に完成した、中通島と若松島とを結ぶ全長522mの橋』を渡る。
途中、車を止めて、写真タイムを設けてくれました。
曇り空でも魅力的な景色。晴れていたら、どんな色をみせてくれるのでしょうか。思いを馳せます。その後、タクシーは中ノ浦教会でも車を止めて見学する時間を設けてくれました。小さな入り江に立つ中ノ浦教会は、対岸から見ると教会全体が水面に映え、別名『水鏡の教会』とも言われています。教会の外にあるルルドのマリア像は、5月頃になると野ばらで囲まれ、とても美しい姿を見せてくれるそうです。ステキ♡
中の見学もさせていただきました。椿の装飾が印象的で可愛い内装です。
両サイドのステンドグラスも、とてもステキでした。後ろを振り返れば、
聖歌隊が歌うところ。外に見える水辺の風景、お庭の花、装飾、ステンドグラスの色合い・・・思いがけず好きな感じの教会に連れてきてもらい大満足。外壁の花壇に植えられていた小さいヒマワリも可愛かったです。キリシタンクルーズのツアー内容には、こちらの教会で見学タイムを設けてくれる、とは特にうたっていなかったので、いつもそうしてくれているのか、今回がたまたま優しいタクシー運転手さんに当たったからなのか、定かではありません。(ハッキリさせたい方はご自身で確認をお願いします。)その後、気さくで親切な運転手さんが、この日の宿【農家民宿かたやま】の玄関前まで送ってくださいました。荷物を置いて、周辺散策。すぐ近くに造船所があり、ちょっと興奮海の方へ散歩していても、作り途中の船が!
興味津々。よじ登って中を覗く。桟橋の先へ歩いてゆく。
水鏡の景色を楽しむ。一軒家の瓦屋根の建物が、この日のお宿【農家民宿かたやま】です。
魚、いるかなぁ~民宿の目の前も絶景。昔は、ここから船が出入りしていたと女将さんが教えてくれました。
お待ちかねの夕飯の時間。お腹ペコペコで待ちきれず、ビールと刺身で先に乾杯させてもらいました。プリプリのカンパチ、美味しかった~味は大根、でも食べたことのない食感のこちらは、干した大根でした。手作りのトコロテン、写真撮り忘れた~。この後、食べることに夢中で写真がありません。