パワースポット☆縁切り神社【安井金比羅宮】

次にやって来たのは、東山区にある縁切り神社【安井金比羅宮】です。鳥居に掲げられた『悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所』という言葉が目を引きます。安井金比羅宮の歴史はとても古く、飛鳥時代に藤原鎌足が一族の繁栄を願って創建した「藤寺」が起源とされています。祀られている主祭神は崇徳天皇。保元の乱によって讃岐国に流刑となった崇徳天皇は、金刀比羅宮にて罪が許されるようにと一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたと言われています。このことから安井金比羅宮は古来より断ち物の祈願所として信仰されているのだそうです。本殿横にある短冊状の白い紙がびっちりと貼り付けられた、まるで巨大で奇妙な物体。これこそが安井金比羅宮を象徴する「縁切り縁結び碑(いし)」で、私たちのお目当てでもありました。無数の紙が貼られているため原形がわかりにくいのですが、高さ1.5メートル 、幅3メートルの絵馬の形をした巨石で中央下方には穴が開いています。悪縁切りと良縁結び両方のご利益が授かれると伝えられており、白い紙は「形代(かたしろ)」呼ばれ、参拝者の様々なお願い事が書かれています。縁切り縁結び碑にまつわる説明も詳しく紹介。願掛けをするにはまず本殿を参拝した後、形代に切りたい縁・結びたい縁などのお願い事を書きます(お賽銭箱に100円程度をお納めします)。次に形代を持ちお願い事を念じながら、穴を表から裏へ向かってくぐります。これによってまず「悪縁を切る」のだそう。続いて裏から表へくぐることで「良縁を結ぶ」のだとか。碑の中央には亀裂があり、神様のお力がその亀裂を通って穴に注がれているので、穴をくぐることでご利益が得られるのだそう。最後に形代を碑に貼って願掛けは終了。縁切り神社として有名ですが、悪縁を切るだけではなく、良縁を結ぶ神社としても親しまれています。なお、悪縁とは人間関係に関する縁だけではなく、浪費や病気、タバコなどご自身で絶ちたいと感じる縁も含むそうです。

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