桜と紅葉の名所【真如堂】

11月半ば「真如堂が色付いているらしい」という宿の情報に基づいて自転車で目指す。途中、何度も道に迷い、地図を広げ、地元の親切な人たちに助けられながら、やっとのことでたどり着く。【真如堂】は天台宗の寺院で、正式には真正極楽寺という。寺名は正真正銘の極楽の寺という意味で、真如堂はもともと本堂の呼び名であったんだそう。平安初期に円仁が霊木で彫った阿弥陀如来を本尊として堂宇を建てたのがはじまりです。本尊阿弥陀如来像は女人を救う仏で「うなずきの弥陀」という別称で庶民に親しまれ、毎年11月15日に開扉されます。
境内には三重塔、山門、元三大師堂、鐘楼など京都府指定文化財の伽藍が並び、桜・紅葉の名所としても有名です。真如堂は、石畳の参道の両側にカエデが大きく枝をはり、奥に三重塔が見え、まるでカエデの林の中に寺があるようです。本堂の前から西に降りる石畳は、紅葉のトンネルになる。赤や黄色に紅葉する桜やカエデ、モミジなどが、常緑樹の緑と重なり合う光景は圧巻。
特に紅葉が夕日を浴びる時が最も美しい瞬間と言われています。その年の気候によるが、境内の紅葉のピークは11月下旬を過ぎた頃で、本堂の裏などは12月上旬頃まで楽しめます。

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