チェンマイ特産の傘で有名な【ボーサーン】
チェンマイ郊外にある町【ボーサーン】は、チェンマイ特産である手漉てすき紙しに色鮮やかな絵付けをした唐傘からかさの伝統工芸品で有名な場所です。
傘は全て手作業で生産されていて、その製作過程を見学することができました。
ボーサーンの工芸品である傘はビルマに由来しているそうです。元々、修行僧がビルマへ出向いた時に、「サー」と呼ばれる桑の木の樹皮からできる紙で傘を作る人々を発見し、その生産方法をボーサーンへ持ち帰ったとのこと。
後に、傘にカラフルで独自性のあるデザインを加える技術が加わり、ボーサーンの人々は1941年に手工芸協同組合を設立。街をあげて本格的な傘作りを開始しました。この「サー」と呼ばれる木からできる紙「サーペーパー」は非常に耐久性に優れており、100年間も保管できるんだそう。このことから、ボーサーンの傘品質は優れていると言えます。サーペーパーは手作り感が強く温かみがあることから、日本では書道家の間で書き文字にも愛用されています。また、ギフト包装紙用や和風の品書き和紙用としても人気です。
色鮮やかな傘を並べた直売店で買い物も出来ます。傘の他にも、手工芸品のメモ帳や置物などのお土産になりそうな物が売られていました。店内はこんな雰囲気でした。