日本最後の秘境【西表島】で【ピナイサーラの滝】に【マリユドゥの滝】大自然満喫
島全体の90%が亜熱帯の原生林で、ジャングルとマングローブ林が島を覆い、日本最後の秘境の島とも言われている【西表島(いりおもてじま)】イリオモテヤマネコなどの希少な動植物も生息し、沖縄の他の離島とはまた違った雰囲気が魅力的です。
西表島のどこで撮ったかは定かではないのですが、マングローブ林です。マングローブとは熱帯や亜熱帯の海水が干潮や満潮を繰り返す特殊な環境にだけ生育する植物たちの総称です。限られた特別な環境にで育つことができるマングローブ。
このマングローブの根がとても特徴的。山などに生えている木々の根は常に呼吸ができるようになっているのですが、マングローブの根は海水が入り込む粘度の高い泥の中に根を張っているので、様々な進化をとげそのような環境でも呼吸をする方法を身につけたんだそう。今ではあたり前のように目にするマングローブ林だけど、初めて見た時の感動は忘れられません。
西表島西部エリアの「ヒナイ川」上流にある【ピナイサーラの滝】は、沖縄一の落差約54mの滝です。「ピナイ」が顎髭を意味し、「サーラ」が下がったものという意味で、遠くから見ると老人の長い顎髭のように見えることからこの名前が付けられたそうです。ツアーに参加すれば、滝壺にはだいたい行けます。しかし、ピナイサーラの滝の醍醐味は滝上とも言われていて、滝上を目指すツアーもあります。私は、たまたまそこにいた旅慣れた観光客に、連れてってもらいました。かなり登りましたが、その分、滝上からの景色はまさかの絶景でした!(滝壺だけで帰ってくる予定だったので、私にとっては「まさか」でした。)川やマングローブの森を一望できるだけではなく、その先の海には珊瑚の殻だけの「バラス島」や瑠璃の島「鳩間島」も望めます。もちろん自然のままの滝なので、端まで行くとかなりの怖さがありました。
ピナイサーラの滝上は、↓こんな感じで、川というよりも岩場の穏やかな清流でした。絶景を眺めながら、水遊びしたり、のんびり過ごしました。
平らに突き出た板根が特徴的な【サキシマスオウノキ】が群落を作っています。天然記念物にも指定されています。
西表島のジャングル(?)の中を歩いて行きました。
宿のお母さんがサービスで出してくれたパイナップル。
宿の近くをお散歩。
西表島から鳩間島を望みます。
翌日、沖縄県最長の浦内川の河口から遊覧船に乗ってジャングルの入口にアクセスし、そこから約40分程トレッキングするとたどり着くことができる
【マリユドゥの滝】に行きました。浦内川上流にある日本の滝百選に選ばれている滝です。滝は二段になっていて、滝壺が丸いのが特徴です。マリユドゥという名前はこの丸い滝壺に由来し、丸い=マリ、淀み=ユドゥという意味なんだそう。
足元には、キレイな青い尻尾のトカゲがチョロチョロしていました。
あっ亀だ♪と持ち上げてみたら、
【セマルハコガメ】という天然記念物だったことを後から知りました。