【高過庵】【空飛ぶ泥舟】【神長官守矢史料館】 in 茅野

今回の茅野旅で、一番といっていいくらい行ってみたかった場所【高過庵】と【空飛ぶ泥舟】。ここへ行くにはまずは【神長官守矢史料館】へ。茅野駅から徒歩40分。タクシー10分。入場料100円。屋根から木を突き出させている建物。この地で生まれ育った著名な建築家【藤森照信】さんのデビュー作で、突き出ている4本の木の柱は地元産の樹で、諏訪の自然と中世のイメージを取り込んだモチーフだそう。

史料館は、古代から諏訪大社上官の神官だった守矢家の敷地に建てられたもので、武田信玄の古代書など代々伝わる文書を保管・公開しています。諏訪神社の鹿の頭部を供える「御頭祭」の展示が、ウサギのはく製?内臓?の展示など、ちょっと異様な雰囲気もありました。

そしていよいよ♪神長官守矢史料館の奥の原っぱを上って行くと、自然と同化していますが、左手に見えてきた!【空飛ぶ泥舟】2011年に茅野市美術館での藤森照信展で設計・制作・展示後に移築された茶室です。「なんだこれー!」と叫ばずにはいられない出で立ち。重そうなのに浮かんでるって何。どーゆーことー?危険さえ感じます。青空をバックに撮ると、本当に浮かんでいるようです。少し下に戻って、探り探りあぜ道を歩いて行くと、もう一つの茶室【高過庵】がありました。これは、アメリカのTime誌に「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれているそうです。やっぱり、そうだよね~危険だよね~と妙に納得。ちなみに一位はピサの斜塔でそうです。細川元首相の茶室を設計した藤森照信氏が、個人的に茶室が欲しくなって実家の畑に建てたもので、年一度の公開日以外は中に入ることはできません。完成して中に入って見た時は危なっかしくてご本人も驚いたそう、って!!そしてもう一つ、茶室が近くにあります。半分土に埋まった【低過庵】です。周囲をぐるっと回りたくてウロウロ・・・「何が見えたー?」友達夫婦は、滋賀県を旅した際に【ラコリーナ近江八幡】たねやグループの和・洋菓子を販売するショップで、ユニークな栗の木が印象的な建物に出会い、その建築家が、茅野市出身の藤森照信氏であることを知り、興味を持ったと話していました。藤森照信氏は、茅野市で生まれ、高校まで諏訪で育ったそうです。他の作品も奇抜で、面白いと感じるものばかり。私は今回初めて藤森氏を知ったのですが、機会があれば他の作品も見て見たいなぁと思いました。

 

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