隠岐を代表する絶景【摩天崖トレッキング in 西ノ島】

3日目:【摩天崖トレッキング in 西ノ島】後、内航船で中ノ島へ【明屋海岸&金光寺山 in 海士町】

☆この旅で、一番といっていいほど楽しみにしていたのが、この「摩天崖トレッキング」でした。巨大な刃物で切り落としたような垂直の大絶壁【摩天崖】。荒々しい岩肌とは裏腹に、その絶壁の上は柔らかな緑に覆われた草原。のんびり草を食む牛や馬たち。日本海とのコントラストも美しく、この世のものとは思えぬ絶景。摩天崖の上から通天橋まで約2.5kmのトレッキングコースを歩きます。前日に「安藤本店」で仕入れたパンとチーズとワインをリュックに忍ばせて出発です。残念ながら摩天崖までのバスはないので、片道はタクシーを利用しました。約30分¥4,000くらいだったかと思います。タクシーは前日に宿の方にお願いしておきました。

摩天崖の駐車場に到着です。牛や馬が外に出ないように柵がしてあります。もちろん自由に開けて入ってよいのですが、開けたら必ず閉めましょう。また、トイレがあるのは、ここと終点の駐車場だけになるので、済ませてから出発しました。

さっそく登場してくれた草を食む牛たち。このぐらいの距離感で撮影しています。はっ!馬もいた。会いたかった。牛たちにはちょっと引け目を感じますが、やっぱり絵になる馬。(草を食むのに夢中であまり顔を上げてくれません。)数が少ないから貴重な感じがするのもありますが、ん~やっぱりカッコイイ

標高257m、断崖のてっぺんからスタートです。ここから見る断崖が連なる絶景は映画などの撮影や観光ポスターによく使われている風景でもあります。また国賀海岸は昭和13年に天然記念物に指定されています。この日は、とにかく凄い強風で、写真から見てもわかるように、飛ばされないように、けっこう必死の踏ん張りが必要でした。私たちは、登山などで強風の中を歩く経験があったので、なんとなく先へ歩いて行くことができましたが、私たちの少し先を歩いていた若い女の子2人組は、スタート地点の頂上ベンチで、先へ進めず、風が弱まるのを待っている状態でした。そのくらいの強風。強風さえなければ、初心者でも歩けるステキなトレッキングコースなのは確かです。自信が無い時は最初からガイドをつけるか、また天気はコントロールできないので、時には引き返す勇気も必要かもしれません。何より大切なことは安全に旅して帰ってくること。ダメなら次回を作りましょう。かなりの強風なのに馬たちは慣れたものです。当たり前ですが、ビクともしません。

展望台からパノラマを堪能したら、草原を下ります。草を食む牛や馬は、一見無関心に見えて、目だけはしっかりこちらの様子を伺っているので、不用意に触れたりしないよう適度な距離を保つこと。子牛や子馬がいる場合、警戒心が強くなっているので特に注意が必要です。

倒れていますが、このような摩天崖遊歩道の案内看板も出ています。途中、突き出した岬の先端からは先ほど下ってきた摩天崖と眼下に広がるのは浸食で生まれた奇岩。

かわいい馬の親子。俺もいるぞ!と言わんばかりの黒牛さん登場。奇岩と黒牛。通天橋と黒牛。下りは少し急なところがあるので足元には注意が必要です。通天橋:波の浸食によって出来た洞窟が入口部分を残して崩れたために形成された地形です。溶岩の成分の違いによって黒い溶岩と白い溶岩の地層があり、さらに鉄分を含む黒い溶岩が酸化してできた赤い地層も見られるなど、独特の色合いをしています。

通天橋脇の展望スポットまでもうすぐ。ここらへんで【観音岩】も見えました。左下に見える東屋で休憩します。もちろん飲料水は持参しています。行動食は、パンとチーズと赤ワイン♪こちらの東屋で乾杯しました。

強風の中歩いてきたので、少しは強風を和らげる東屋の空間にホッとしました。

こちらの写真の風景は2017年度版総合ガイドブック【隠岐楽】の表紙にも使われていました。

その後、国賀浜の脇に佇む国賀神社へ。毎年4月下旬に町長以下、観光の関係者が集って一年の国賀観光の安全を祈願します。また、神社裏手の浜の周辺ではトウテイランやカワラナデシコ、ハマゴウなどの草花が咲く隠れたスポットとなっているそうです。

美味しかったな。パンとチーズと赤ワイン。の東屋にさよなら。この子は馬かな?牛かな?本当に沢山、楽しませてもらいました。ありがとう。

公式サイト:西ノ島町観光協会【隠岐・西ノ島でハイキングを楽しもう!】

公式サイト:西ノ島町観光協会

摩天崖トレッキングの後【由良比女神社】にも寄ってみました。

「隠岐国一の宮」延喜式神名帳に見える古社で漁業神、海上守護神として島内の信仰を集めています。

鳥居が海中に立ち、その入江にイカの大群が押し寄せることで知られていて、その昔、神社の前の海岸には毎年12月から正月にかけてイカの大群が押し寄せたそうです。イカを「拾う」というのもこの地域だけで、カゴですくったり、手づかみでイカを取ったようです。

この後、町営バスに乗車し、別府に戻りました。国賀まで来るバスは1日2~4便なので時間配分に注意が必要です。運賃は一律200円。
公式サイト:西ノ島町『町営バス』

午後の予定は・・・予定では、公式サイト:西ノ島町観光協会【国賀めぐり定期観光船】に乗船して、海からの絶景を楽しみたかったのですが、この日も船は出ず。ガーン。予定を変更して、中ノ島の海士町観光へ向かうことにしました。

それにしても、すごい写真の数で疲れるー。けど楽しい、けど疲れるー。海士町観光情報は明日、お届けします。

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