隠れた紅葉の名所【直指庵】&逆さにしても落ちないソフトクリーム【京豆庵】
嵯峨野にひっそりとたたずむ【直指庵(じきしあん)】は、正保3(1646)年に、明の隠元禅師(いんげんぜんじ)の教えを受けた独照性円禅師(どくしょうしょうえんぜんじ)が草庵を結んだことが始まりとされています。直指庵は、隠れた秋の紅葉の名所としても知られています。
本堂には、想いを綴る「想い出草」というノートが置いてあります。人生の様々な悩みを綴ったり、想い出として綴ってみたり…するそうです。
【直指庵】という名前は「直指人心(じきしにんしん)見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」という禅の言葉が由来となっています。「直ちにあなたの心を指してごらんなさい。そこには仏性、つまり仏さまになる種(性)があるんですよ」という意味です。人は何か不都合や困難な事に直面したとき、他人や社会のせいにすることがありますが、そんなときにこそ「人や社会のせいにしてはいけない」と反省する、その気持ちこそが仏性。手を合わせて拝み、そして、自分自身と向き合う時間をもつことで、仏性は磨かれていくのだそうです。
小さいながらも苔が美しい庭には、山桜や桃、石南花(しゃくなげ)、紫陽花、菊など季節の花がたくさん植えられ、四季折々に深い趣のある風情を楽しむことができます。竹林の庭に落ちた椿や、苔庭を埋め尽くす山桜の花びらも詩情豊か。
本堂を包み込むカエデは秋が深まるにつれて、明るい黄色からオレンジ、朱色と変わり、やがて燃えるような真紅へと移ろい、風に舞う紅葉も愁いの表情があります。
自販機も紅葉してた。
【大覚寺】にはちょっとだけ立ち寄った。
【京豆庵(きょうずあん)】は、国産大豆にこだわった「カラダにおいしい」スイーツを創作するお店。すべての商品の原材料に使われている大豆は、オオツル大豆など、100%国産大豆です。名物の「さかさにしても落ちないソフトクリーム」を目当てにやってきました。逆さにしても落ちないのは濃厚だからだそうです。絹ごし豆腐のやさしい風味に、黒ごまときな粉を入れて香ばしく仕上げた店主自慢の逸品「黒ごまきな粉豆腐ソフト」は嵐山店でしか味わえない人気の限定商品です。豆乳の味が濃くて甘すぎず好みの味で、おかわりしたいくらいでした。おかわりは我慢して、となりのお店で特大みたらし団子購入。
嵐電・嵐山駅の【駅の足湯】は、中央ホームの一番先端にあります。足湯の小屋の前には頭に♡を付けた「ふれ愛地蔵」がお出迎えしてくれます。足湯利用の手順は、先に駅のインフォメーションへ立ち寄り、そこで足湯利用券を購入します。料金は200円で「駅の足湯」かわいいオリジナルタオルが付いています♪
自転車を返却し、コロッケを買い食いしながらバス停へ。
夕飯はお好み焼き。餅チーズと
豚。ふわふわしていて美味しかったけど、食べ終わる頃には、ちょっとクドく感じた。