『床もみじ』『床みどり』で有名な【京都岩倉 実相院門跡】
実相院(じっそういん)は、京都市左京区岩倉にある仏教寺院です。皇族や摂家出身者が住職を務める門跡寺院の1つでもあるため「岩倉実相院門跡(いわくらじっそういんもんせき)」とも呼ばれています。元々は天台宗寺門派の寺院でしたが、現在は独立して単立寺院(どの宗派にも属さない寺院)になっています。公式サイト:【京都岩倉 実相院門跡】実相院の一番の見どころは客殿の「滝の間」から眺める景色です。滝の間にある漆黒の床板に映りこむ外の楓の木々の風景はとても見事で「新緑の季節は深緑、紅葉の季節は真紅、真冬の季節は雪化粧」と季節ごとに移り変わり、この美しい風景には「床みどり・床もみじ・雪化床」という愛称がつけられています。新緑の季節は床が緑、紅葉の季節は真紅、真冬の季節は純白に染まります。この部屋からみる風景は、写真集になるほど有名ですが、この部屋を含む建物内の撮影は一切禁止されていますので、しっかりと目に焼き付けました。【山水庭園】こちらの庭園は、奥の書院と客殿との間に位置する庭園です。お庭の中心に池を配した、池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)で、この時期は庭園の借景が真紅に染まり本当に綺麗でした。縁側には休憩スペースがあります。人は多すぎず、ほどよい感じで、紅葉を眺めながらゆっくりと過ごすことができました。裏側も趣がありました。
【石庭「こころのお庭」】こちらは、客殿の横に位置する枯山水の石庭です。紅葉が畳みかけてくる感じ。
この石庭は比叡山の山々を借景にしています。