印象的な三門【円覚寺】と満開の桜【鶴岡八幡宮】

西鎌倉駅からモノレールに乗り、大船へ。大船から北鎌倉へ移動。北鎌倉を降りわずか1分、すぐに【円覚寺】の総門が現れます。(写真は総門では無い気がします。山門?)鎌倉時代、北条時宗がモンゴル帝国(元)の侵略戦争に際し、戦没者の菩提を弔うために1282年に開かれたお寺です。

総門から石段を上がると堂々たる三門↓が現れます。1783年に再建された円覚寺を象徴する建造物です。この門は三解脱さんげだつ(空くう・無相むそう・無願むがん)を象徴するといわれています。煩悩を取り払い涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。また、この見ごたえのある印象的な三門は、夏目漱石「門」の舞台にもなりました。

『山門を入ると、左右には大きな杉があって、高く空を遮っているために、路が急に暗くなった。その陰気な空気に触れ口つくなた彼は、始めて風邪を意識する場合に似たた時、宗助は世の中と寺の中との区別を急に覚った』(夏目漱石「門」から引用)円覚寺を紹介するならば、決して外してはならぬポイントなのですが、こんな離れたところ↑から撮った写真しかありませんでした。

【妙香池】門前の白鷺池と同様、創建当時から存在する方丈池。景観の中心にある岩は「虎頭岩」と呼ばれています。

重要なポイントを多く見落としてる気がしないでもありません・・・

満開の桜がステキだったことは確かです。

時間は午後2時くらいだったのですが、観光客も少なくて、のんびり散策、癒されました。

円覚寺から、けっこう歩いてやって来たのは古都・鎌倉の中心部に位置する【鶴岡八幡宮】康平6年(1063年)源頼義が源氏の守り神として由比郷鶴岡(現在の材木座)に京都の石清水八幡宮を勧請したことから始まります。後に源頼朝が現在の地へ遷し、鶴岡若宮と称したのが現在の鶴岡八幡宮です。鎌倉幕府から篤く信仰された鶴岡八幡宮は、広く武門の神、勝利の神として崇敬を集めることとなりました。鎌倉駅から徒歩5分。若宮大路(わかみやおおじ)へ出ると「二ノ鳥居」があり、その先に参道「段葛(だんかづら)」の石組みが見えます。

その昔、源頼朝の妻・北条政子の安産を願って、由比ヶ浜からまっすぐ続くよう整備されたのが、この「段葛」です。葛石を積み上げて一段高くしたことからこの名がつきました。

境内入口となる「三ノ鳥居」に近づけば近づくほど道幅は狭まり、土手も低くなるという遠近法が用いられ、実際の距離より長く見えるようになっています。とにかく人がいっぱいで、写真を撮るのも一苦労でしたが、見事な満開の桜並木、見る価値はあります。

そして境内の写真、

四季折々に風光明媚な景色が広がる【源氏池】

or【平家池】

東側が源氏池で、西側が平家池とされ、源氏の方には繁栄を願って「産」にかけた3つの島が、平家の方には「死」になぞらえた4つの島が浮かんでいます。

ともに春は桜、夏は紅白の蓮の花が咲き誇り、美しい眺めになります。

手持ちの写真は以上でした。鶴岡八幡宮の桜は、こんな感じという情報でした。

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