魂を揺さぶる桜♡奈良【長谷寺】
長谷寺駅から20分ほど歩いて向かったのは【長谷寺】古くから観音信仰の聖地とされてきました。
一年を通じてさまざまな花が咲き誇り「花の御寺(みてら)」と呼ばれています。
石畳の参道を進むと、長谷寺の総門にあたる大きな「仁王門」があります。コレかしら?
門をくぐると現れるのが、重要文化財に指定されている屋根付きの階段「登廊(のぼりろう)」です。形に特徴のある長谷型の灯籠が吊るされています。
この階段は上登廊・中登廊・下登廊と3廊に分かれていて、総数は399段。下廊は写真↑のように1段の段差が低く、中登廊、上登廊と続くほどに段差が高くなっていたのだそう。
階段を上る途中に撮ってる写真かと思うのですが、
どこかしら?
399段を上り切ると、本堂に到着します。入母屋造本瓦葺の本堂は国宝に指定されています。ご本尊は、約10mもの高さを誇る日本最大の木造観音像です。
本堂は断崖絶壁に建てられており、京都の清水寺と同じ懸造(かけづく)りといわれる建築方法です。
本堂の前がせり出していることから「舞台造り」といわれています。
ここからの眺望が最高で、私も写真撮りまくりでした。
目の前には愛宕山(あたごやま)が見えるそう。
松尾芭蕉をはじめ、古くから文人たちの魂を揺さぶったという長谷寺の桜です。確かに~と思わずにはいられない絶景の数々でした。
五重塔も見えました。
きっと新緑の頃もステキなんだろうなぁ。
【五重塔】の近くまでやって来ました。舞台から眺めるのもステキでしたが、近くも又、迫力があっていいものです。
昭和29(1954)年、戦後日本に初めて建てられ「昭和の名塔」と呼ばれています。
広い境内
空を入れたいのか、(ピンクと水色が素敵だから)
建物を撮りたいのか、(趣ある石垣)
桜メインにしたいのか、(枝垂桜)
こうしてみると、観光客はボチボチだったのがわかります。
下から見上げた本堂。
この黄色い花は何でしょう。
全ての色が淡い感じでステキでした。
青い空が、また良かったのでしょう。
影好き。
桜の花びらが池に漂って、カメが日向ぼっこ?のどかな春の日。
池にも桜の木が写ってた♪
奈良から三重県・伊勢へと続く初瀬街道を見下ろす初瀬(はつせ)山の中腹に立っている長谷寺。
「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)」と『万葉集』に詠まれるなど、古代から奥深い山に隠れた里であり、聖なる場所だったそうです。
長谷寺駅に戻ってきました。
ここから電車に乗って、室生口大野駅へ向かいます。