嵐山の観光名所と言えばここ!【竹林】~常寂光寺~

バスで嵐山へ。渡月橋(とげつきょう)の南にそびえる標高375mの嵐山は美しい自然に囲まれ、桜と紅葉の名所として賑わいます。渡月橋はその嵐山の中心を流れる桂川(かつらがわ)に架かる全長155mを誇る橋です。橋の歴史は古く、平安時代中期の承和年間に道昌という僧がかけたものが最初です。渡月橋という名は、亀山上皇がこの橋を渡った際「くまなき月の渡るに似る(月が橋を渡るように見えた)」と感想を述べられたことに由来します。
近くでレンタサイクルをして、最初に目指すは、嵯峨野・嵐山の観光名所といえばここ!「竹林」です。歩道の両側にまっすぐに伸びる何千もの竹。一歩足を踏み入れればそこは別世界。神秘的な空気が満ちあふれ・・・のはずなのですが、とにかく観光客でいっぱいなので自転車はノロノロ運転。
人力車がいい感じに通り過ぎたところで記念撮影。360度すべてが竹林で覆われた幻想的な世界です。
そして、やって来たのは、1596年に開創された【常寂光寺】本堂は、伏見城の客殿を移築したものです。【常寂光寺】というお寺の名前は、仏教用語である『常寂光土』が由来になっていて、常寂光寺が、仏が住むような清らかな場所、上品で奥ゆかしく風情があるということから付けられました。境内は小倉山に広がり、境内全体を埋め尽くすようにもみじが色づきます。京都屈指の紅葉の名所でもあり、秋にはイロハモミジやオオモミジが見事に色づきます。山門からすすむと上へ上へ石段が続き、紅葉がステキなのはもちろんですが、もしかしたら、苔がすごいのではないかと思い始めました。
この青々とした苔の絨毯があってこその紅葉(落ち葉)なのではなかろうか。光と影と苔と落ち葉、ステキすぎ。新緑の季節もきっとステキなんだろうな、と思わずにはいられません。髪飾り♡かわいい本堂からさらに上にすすむと、国の重要文化財である多宝塔。小倉山山腹にある常寂光寺境内には、小倉百人一首の選者である、藤原定家の小倉山荘跡と伝えられる場所があります。色鮮やかな紅葉に惹かれ、写真撮りまくり。常寂光寺の境内であることは確かなのですが、どの場所で撮ったのか、もはや全然わかりません。紅葉の切れ間に太陽が見えた。

イチョウ柿?
切り株に紅葉。
こちらの石畳もステキです。
地面を撮った後は、空を見上げたくなり、明るいものを見た後は、影が気になる。エンドレスな常寂光寺でした。

コメントを残す