女性に人気♡女人高野【宝生寺】
近鉄室生口大野駅から室生寺行きバス終点下車徒歩5分。【室生寺】へ向かいます。
川に架かる朱塗りの反り橋が見えてきました。室生寺への入口となる【太鼓橋】です。
【太鼓橋】から【表門】を望むその風景を写真に収める参拝客が多いそうです。
橋の先には【表門】が見えます。
表門の背景や
橋の左右に立つ桜がとても美しく、私も、立ち止まらずにはいられませんでした。
表門の前には、「女人高野室生寺」と彫られた石碑があります。女人高野とは、女人禁制であった高野山に対し、女性の参拝も許されていた室生寺の別名です。石碑の上部には、九目結紋(ここのつめゆいもん)という家紋が彫られていて、これは、江戸時代の中期に、五代将軍・徳川綱吉の生母であった桂昌院の寄進により、室生寺の堂塔が修繕されたことによるものなんだそう。
幅の広い石積みの階段【鎧坂】は、室生寺の名所の一つです。自然石が積み上げられた階段の様子が、編み上げた鎧の様に見えることからこの名がついたんだそう。
石段の上の方に国宝【五重塔】が緑の木立に囲まれ堂々と建っているのが見えてきました。室生寺の五重塔は高さ16.22mで、屋外に建つ五重塔では日本で最も小さいとされています。
塔の最上部を飾る相輪もまた、ほかの五重塔には見られない珍しい形式となっています。九輪の上の水煙を置く部分に、受花つきの宝瓶を据え、さらに天蓋と竜車・宝珠をあげています。宝瓶の中には龍神がいて、塔を守っているとされています。
小さいながら、自然の景観と調和がとれた佇まいは、室生寺のシンボルとして参拝する者を魅了しているそうです。
室生口大野駅に戻ってきました。
桜満開ポカポカ日和。
電車に乗って、JR和歌山線五条駅へ向かいました。この日の宿は駅から徒歩7分のところにある【大和五條 藤井館】でした。翌日は、吉野の桜を見に行く予定だったので、移動に便利そうなこちらの宿に決めました。素泊まりで5千円くらい。正直、ほとんど覚えていませんが、吉野口まで10分ちょっと、そこから約30分で吉野に行くことができます。